Mac OS X 10.5以降ならMac自体が強力なデータベースソフトといえる。
昔からデータベースが大好きな私。ファイルメーカーやBentoなどの直球ソフトをはじめ、メモ帳やノートなどのソフトもそれになりに使い込んできましたが、これらのソフトは「そのソフトがないと使えない(ないし不便)」であるし、「定められたフォーマットでないとだめ」なため、なんでも彫り込むことはできないなど不便な点があります。そもそもデータベースとは
- たくさんのデータをストックする。
- それらのデータに容易にアクセスできる。
- 並び替え、抽出などしやすい。
といった条件がそろっていればよく、さらに「時々パラパラみることが出来る」とアイデアや発見を生み出します。特にこの「時々パラパラみる」ことが専用のデータベースソフトを使うと難儀になります。読書ノートはファイルメーカーで、スクラップはYep!でとなるとそれぞれ起動し、それぞれパラパラみないといけないからです。
そこではたと気づいたこと 「Mac自体を強力なデータベースソフト」とみたてはということ。つまり、Macの中でデータベースソフトを使うのではなく、Mac自体をデータベースソフトとして使うという発想です。先の条件に照らし合わせると、
- はどんなパソコンでも当てはまる。
- はタイトルを工夫することとspotlight+スマートフォルダで可能となる(後者はMac OS X 10.5より)
- 表示の形式やスマートフォルダで可能
加えてパラパラみるのは保存形式を比較的汎用性の高いものにしておけば、選択してスペースバーをたたけば、クイックビューできます。これもMac OS X 10.5より導入された機能です。加えて作成日や更新日で抽出したり並び替えたりすれば、最近みてないメモとかに限って検討することができますし。
後は書類にタグ付けできたり、よくみる書類とかが抽出できればいうことないですが、これはOSの機能としては実装されてないものの、タイトルを工夫すればほぼ同様なことができます。
しかもデータベースソフトとは違い、タイプが異なる書類もどんどん保存できます(あたりまえだけど)。さらにローカルハードディスクではなく、iDiskにデータを保管すれば、自宅だけでなく、職場でも、異動先でもMacさえあればどこでも同じ環境となるのです(さらにいえば、先の記事にのせたiPhoneアプリさえあれば、Macがなくても文字通りどこでも自分のデータベースにアクセスできる訳です)。
こんな風に考えるとMacがすごく使えるデータベースに見えてきます。まるでMac自体が京大式カードをおさめるキャビネットのようです。しかも単なるキャビネットでなく、いろんなデータを掘り込み、思うがままのデータを抽出してくれるキャビネットです。
もちろんこれがファイルメーカーに完全にとってかわることはありません。例えば論文管理ですが、これをこのシステムで管理しようとすれば、論文1本づつ、txt書類をつくることになります。それを検索したりするだけなら、問題はないし、それぞれの論文のコメントを思いついた時に書き記すならこのシステムの方が楽です。しかし、年に1回、タイトルをtxtで書き出し、1年に発行された論文の文献リストを作成するといった用途には、Mac自体データベースでは大幅な手間になります。むしろファイルメーカー内にデータを蓄積した方が楽です。
Mac自体データベースはもっとゆるいデータベースで、そこに蓄積されてきた特定の方向を持つ、同一フォーマットで管理しても支障がなく、さらに構造化した方が知識が整理できるものが、専用ソフトに移行してゆくという感じでしょう。もっといえば断片のアイデアやメモが一定の方向性を持つからそれが文書作成ソフトでつなぎ合わされたり、表計算ソフトで表になったりするのです。それ以前のデータがこのシステムで蓄積されるし、一旦文書作成ソフトなどで整理された書類はまたそれ自体がこのシステムでは1つのデータになるということでしょう。もちろんMacの検索機能はタイトルだけでなく書類の内容も検索できますし、クイックビューも使えますから、この文書もパラパラみることができるのです。
Mac手前のアナログメモとMacの連携についてはそのメモの内容や分量によって、ScanSnapによるPDF化か、テキストデータ化で問題はクリアしてますし、アナログメモはとりあえずRollBahnで安定しております。
目下の課題はうまい書類のタイトルの付け方とiPhone対策です。これはうまく定まればまた記事にします。
しかし、この発想の転換は、皆さんにとっては当たり前のことかも知れないのですが、私にとっては大きな発見でした。
| 固定リンク
|



コメント